目 次
- スタート・エンド・中間点、それぞれの時期にすべきこと(2)
- 塾・家庭教師について(1)
- 夏休みの勉強とは(2)
- 夏休みの勉強のポイント(5)
- 夏期講習会について(1)
- 教育ニュース・雑記(1)
- 算数・数学の勉強法(2)
- 英語の勉強法(1)
計算力はバイパス回路を作る
算数や数学でいう計算力とはどのような力なのでしょうか。
単純で細かな思考を正確に速く積み上げることができる、 のではないと思います。
私なりの考えは、「思考のバイパス回路」をどのくらい多く、そして太く持っているかです。
例えば、中学1年生の正負の計算なら、
「-2×5=」「-8+(-7)=」など
初めは、符号を見て、答えが+になるか-になるか、授業で習った法則を思い出して決めるはずです。
ところがある程度慣れると、そんなことは考えずに、たちどころに答えが出てくるはずです。
「(負)×(負)=(正)」なんていう法則が、頭の中をよぎることはありません。
つまり、正負の計算に関するバイパス回路が出来ているので、符号の法則なんて寄り道をして、確認しなくても結果が出せるわけです。
これは、単純な計算だけでなく、高校での、因数分解や式の計算、さらに進んだ数学の問題でも同じことが言えるのではないでしょうか。
バイパス回路ができていると、多くの公式の中で使うべき物を捜さなくても、瞬時に、因数分解なり展開の式が浮かんでくるはずです。公式そのものを頭に浮かべて確認することなしに式が出てくるわけです。
このようことは、多くの分野で言えることでしょう。
かつては、これを能力ととらえることもあったようですが、多くの場合、経験で作られていくようです。
このバイパス回路を、的確に子ども達に作らせるために、問題や思考のステップを細かく分析し、系統的に学習させようとしているところもあります。
数学の授業で計算力を付けるのなら、ある程度計算ができている生徒に理由を問うことはありません。短時間でも数をこなしていく中で、このバイパス回路を身に付けさせることが重要です。
そのためには、教える側としては、出題する問題の内容をしっかり分類しておく必要はあります。
(○○式などは、詳しく問題を分析し、分類・統合を行っていると思われます。)
自分でする場合は、多くの計算問題を速く解いていくことです。
入試直前ではない、ある時期には、スピードを優先させて勉強する時があってもいいと思います。
ただし、速く終わったからといって、勉強時間を短くしてはいけません。あくまでも、1つの問題を解く時間の短縮化です。分類された問題を、短時間でいかに多く解いていくかです。
バイパス回路ができたかどうかの判断は、難しいかもしれませんが、1つの見方として、問題を解く時間が急に短くなったときです。
それと、問題のパターンが分かってきます。教える人がいれば、この問題のパターンを教えて貰いながら進めていくと、問題のパターンの習得も速くなります。
学習する側としては、問題にはパターンがあり、それを解決するための思考パターン(バイパス回路)を作るためと思って問題練習を進めていくのがいいでしょう。
ただし、基本は数をこなすことです。勉強時間短くして、または、少ない労力で計算力を身に付けよう、なんて考えているといつまでたっても力は付きません。
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